創造主がいきなり始めよった雪合戦もどき。 雪合戦ダード視点 「さて、どうするかな」 危機感が無いんか作戦でもあんのか、どっか楽しげに呟いた楽羅の言葉に俺らは目を向けた。 「なんかエエ考え無いんか? 作戦立てんで勝てるような相手やないで。」 「ルーンとカーラがいるからなぁ」 …ほんまに大丈夫かいな。のんびりし過ぎやろこいつ。 「まずはあの主戦力二人をなんとかしたいんだが…それは向こうにも読まれてるだろうしな。」 「夜独兄も響も強いよ。」 「翠も強いなぁ〜」 「つぅかあちらさんは全員戦闘員やないか、ごっつ不利やろこっち。」 瑠華は戦闘経験浅いし、茜は極度の運動音痴。対して夜独はそこそこ場数踏んどるし戦闘に関しては冷静やし、響かてやたら素早い。 「そうだな…それじゃあ、茜」 「ふに?」 「カーラの方を任せていいか?」 「ほえ?」 「はあ!?」 って、いきなし何言い出すねんコイツ。茜をカーラになんか付けたら、へたすりゃ殺されんで。正気の沙汰とは思われへん。 「カーラの足止めするには最適だと思うよ? ほら、カーラって茜にだけは甘いじゃん。」 ………あー…言われてみればそーやった気も… 「そやかて…万が一いうこともあるやろ。」 「無い無い。ほら、カーラって力のコントロールできないっしょ?」 「あ?そやから、危ないんやろ。」 「逆だよ。力のコントロールが出来ないから、茜に怪我させたくなければカーラは一切攻撃できないっしょ?」 「あぁ」 なるほど。それなら茜は安全やし、カーラも無力化できる言うわけか。なんやえげつない作戦やなぁ…。 「瑠華はルーンを頼む。月留はそのサポートを頼めるか?」 「りょーかい。で、楽羅っちは響に付くんだね?」 「あぁ。」 「っちゅーことは、俺は夜独担当か」 「そういうことになる。頼めるか?」 さっきも言うたが、夜独はそこそこ場数踏んどるし戦闘に関しては冷静や。手強い相手やろう。 がし、と、頭掻きながら思う。 それは…殺し合いでの話しや。 「了解。」 片手挙げて答えながら、あちらも作戦会議終わったらしい赤組に視線を向ける。 あぁほんま、ムーンおったらもうちょいヤル気出んねんけど。 ******** |
赤組作戦会議?中⇒ |